VMware 製品の脆弱性対策について(CVE-2024-38812 等)
【概要】
Broadcom が提供する VMware vCenter Server は、仮想化環境の管理運用ツールです。
この VMware vCenter Server において、DCE/RPC プロトコルの実装に起因するヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性 (CVE-2024-38812) と、権限昇格の脆弱性 (CVE-2024-38813) が確認されています。
本脆弱性を悪用された場合、vCenter Server へのアクセス権を持つ第三者によって任意のコードを実行されたり、管理者権限を持た
ないユーザによって root 権限に昇格されたりする可能性があります。
今後被害が拡大するおそれがあるため、製品開発者が公表している手順に従い、修正プログラムを適用してください。
【影響を受けるシステム】
--- 2024年 10 月 22 日更新 ---
・VMware vCenter Server 8.0
・VMware vCenter Server 7.0
・VMware Cloud Foundation 5.x
・VMware Cloud Foundation 5.1.x
・VMware Cloud Foundation 4.x
【対策】
1.脆弱性の解消 - 修正プログラムの適用
製品開発者が提供する情報をもとに、更新プログラムを適用してください。製品開発者は、本脆弱性を修正した次の修正プログラム
をリリースしています。
--- 2024 年 10 月 22 日更新 ---
・VMware vCenter Server 8.0 U3d
・VMware vCenter Server 8.0 U2e
・VMware vCenter Server 7.0 U3t
・VMware Cloud Foundation につきましては以下をご参照ください。
出典:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)