VMware 製品の脆弱性対策について(CVE-2024-37079 等)
ニュース
【概要】
Broadcom が提供する VMware vCenter Server は、仮想化環境の管理運用ツールです。
この VMware vCenter Server において、DCE/RPC プロトコルの実装に起因するヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性 (CVE-2024-37079、CVE-2024-37080) や、複数のローカル権限昇格の脆弱性 (CVE-2024-37081) が確認されています。
本脆弱性を悪用された場合、vCenter Server へのアクセス権を持つ第三者によって任意のコードを実行されたり、管理者権限を持たないユーザによって root 権限に昇格されたりする可能性があります。
今後被害が拡大するおそれがあるため、製品開発者が公表している手順に従い、修正プログラムを適用してください。
【影響を受けるシステム】
- VMware vCenter Server 8.0
- VMware vCenter Server 7.0
- VMware Cloud Foundation 5.x
- VMware Cloud Foundation 4.x
【対策】
1.脆弱性の解消 - 修正プログラムの適用
製品開発者が提供する情報をもとに、更新プログラムを適用してください。製品開発者は、本脆弱性を修正した次の修正プログラムをリリースしています。
- VMware vCenter Server 8.0 U2d
- VMware vCenter Server 8.0 U1e
- VMware vCenter Server 7.0 U3r
- VMware Cloud Foundation KB88287
出典:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)