
JVNDB-2022-000010 複数のエレコム製 LAN ルーターにおける複数の脆弱性
【概要】
エレコム株式会社が提供する複数の LAN ルーターには、次の複数の脆弱性が存在します。
・ドキュメント化されていない開発画面が存在する問題 (CWE-912) - CVE-2022-21173
・クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2022-21799
CVE-2022-21173
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 米山 俊嗣 氏
CVE-2022-21799
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: RyotaK 氏
【CVSS による深刻度 (CVSS とは?)】
【影響を受けるシステム】
エレコム株式会社
・WRC-300FEBK-R ファームウェア v1.13 およびそれ以前(CVE-2022-21799)
・WRH-300BK3 ファームウェア v1.05 およびそれ以前(CVE-2022-21173)
・WRH-300BK3-S ファームウェア v1.05 およびそれ以前(CVE-2022-21173)
・WRH-300DR3-S ファームウェア v1.05 およびそれ以前(CVE-2022-21173)
・WRH-300LB3-S ファームウェア v1.05 およびそれ以前(CVE-2022-21173)
・WRH-300PN3-S ファームウェア v1.05 およびそれ以前(CVE-2022-21173)
・WRH-300WH3 ファームウェア v1.05 およびそれ以前(CVE-2022-21173)
・WRH-300WH3-S ファームウェア v1.05 およびそれ以前(CVE-2022-21173)
・WRH-300YG3-S ファームウェア v1.05 およびそれ以前(CVE-2022-21173)
【想定される影響】
想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
・隣接するネットワーク上の第三者によって、任意の OS コマンドを実行される - CVE-2022-21173
・当該製品にログインしているユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトが実行される - CVE-2022-21799
【対策】
[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
【ベンダ情報】
エレコム株式会社
- エレコム株式会社 : 無線LANルーター・中継器のセキュリティ向上のためのファームウェアアップデートのお願い
【CWEによる脆弱性タイプ一覧 CWEとは?】
- クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [IPA評価]
- その他(CWE-Other) [IPA評価]
【共通脆弱性識別子(CVE) CVEとは?】
出典:JVN iPedia