
「FileZen」におけるディレクトリトラバーサルの脆弱性について(JVN#12884935)
ニュース
【概要】
株式会社ソリトンシステムズが提供する「FileZen」は、ファイル受け渡し専用アプライアンスです。「FileZen」にはディレクトリトラバーサル (CWE-22) の脆弱性が存在します。
遠隔の第三者によって、当該製品の特定のディレクトリに任意のファイルをアップロードされる可能性があります。特別に細工されたファイルをアップロードされた場合、任意の OS コマンドの実行につながる可能性があります。
遠隔の第三者によって、当該製品の特定のディレクトリに任意のファイルをアップロードされる可能性があります。特別に細工されたファイルをアップロードされた場合、任意の OS コマンドの実行につながる可能性があります。
攻撃が行われた場合の影響が大きい問題であるため、できるだけ早急に製品開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。
【本脆弱性の深刻度】
【対象】
次の製品が対象です。
- FileZen V3.0.0 から V4.2.2 までのバージョン
【対策】
アップデートする
- 開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。
なお、本脆弱性は 2019 年 1 月 30 日にリリースされた V4.2.3 で修正されています。 - また、任意の OS コマンドの実行につながる可能性については、次のバージョンで対策されています。
- V4.2.6 (2020 年 12 月 7 日リリース)
- V5.0.1 (2020 年 12 月 9 日リリース)
詳しくは、開発者が提供する下記サイトの情報をご確認ください。
- 【重要】FileZenディレクトリトラバーサルの脆弱性について
https://www.soliton.co.jp/support/2020/004278.html
【参考情報】
- ファイル・データ転送アプライアンス FileZen に関する注意喚起
https://www.jpcert.or.jp/at/2020/at200044.html
- この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。詳細は、下記の URL を参照ください。
https://www.ipa.go.jp/security/vuln/report/index.html
出典:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)