
「攻撃遮断くんサーバセキュリティタイプ」におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性
ニュース
【概要】 |
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株式会社サイバーセキュリティクラウドが提供する「攻撃遮断くんサーバセキュリティタイプ」で は、内部で使用しているスクリプトが採番する「ルール id」が重複した際に、新たに検知した攻撃 元 IP アドレスを遮断対象として追加できない状態が、10分程度発生します (CWE-703)。 「ルール id」の重複が発生する条件は、次の通りです。 ・多数の送信元 IP アドレスから、10マイクロ秒以下の短時間に複数の攻撃リクエストが発生 した場合 ・二つ以上の送信元 IP アドレスから、分単位までが同じ時刻で、10マイクロ秒単位から 100ミリ 秒単位までの時刻も一致した、秒単位のみ異なる時刻の攻撃リクエストが発生した場合 |
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【CVSS による深刻度 (CVSS とは?)】 |
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・攻撃元区分: ネットワーク ・攻撃元区分: ネットワーク ・攻撃条件の複雑さ: 低 ・攻撃条件の複雑さ: 低 ・攻撃に必要な特権レベル: 不要 ・攻撃前の認証要否: 不要 ・利用者の関与: 不要 ・機密性への影響(C): なし ・影響の想定範囲: 変更なし ・完全性への影響(I): なし ・機密性への影響(C): なし ・可用性への影響(A): 部分的 ・完全性への影響(I): なし ・可用性への影響(A): 低 |
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【影響を受けるシステム】 |
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株式会社サイバーセキュリティクラウド ・攻撃遮断くんサーバセキュリティタイプ (通常遮断方式を除く) Ver.1.5.3 およびそれ以前 |
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【想定される影響】 |
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遠隔の第三者によって、当該製品で遮断対象を追加できない状態が 10分程度発生する、サー ビス運用妨害 (DoS) 攻撃を受ける可能性があります。 |
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【対策】 |
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[修正されたスクリプトファイルを使用する] 開発者が提供する情報をもとに、当該製品の内部で使用されているスクリプトファイルを、修正済 みのスクリプトファイルに置き換えてください。 |
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【ベンダ情報】 |
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株式会社サイバーセキュリティクラウド ・株式会社サイバーセキュリティクラウド : 【重要】攻撃遮断くん サーバセキュリティタイプの 一部遮断方式におけるDoS(サービス妨害)の脆弱性に関する注意喚起(CVE-2020-5622) |
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【CWEによる脆弱性タイプ一覧 CWEとは?】 1. その他(CWE-Other) [IPA評価] |
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【共通脆弱性識別子(CVE) CVEとは?】 1. CVE-2020-5622 |
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出典:JVN iPedia |