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Technical Term

Secomea 製 GateManager に複数の脆弱性

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【概要】

GateManager は Secomea 社が提供する VPN サーバです。GateManager には次の複数の脆弱性が存在します。

*NULL バイト もしくは NUL 文字の不適切な無効化 (CWE-158) - CVE-2020-14500
*境界条件の判定 (CWE-193) - CVE-2020-14508
*ハードコードされた認証情報の使用 (CWE-798) - CVE-2020-14510
*強度が不十分なパスワードハッシュの使用 (CWE-916) - CVE-2020-14512

【CVSS による深刻度】 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 10.0 (緊急) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2020-14500の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.1 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2020-14508の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2020-14510の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2020-14512の評価になります。
【影響を受けるシステム】

Secomea
  • GateManager 9.2c より前のバージョン


【想定される影響】

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

*遠隔の第三者が負の値を送信し、任意のデータを上書きされる - CVE-2020-14500
*遠隔の第三者が Off-by-one エラーを引き起こし、任意のコードを実行されたり、サービス妨害状態 (DoS) にされたりする - CVE-2020-14508
*Telnet の認証情報がハードコードされているため、管理者権限を持たない遠隔の第三者によって root 権限でコマンドを実行される - CVE-2020-14510
*弱いハッシュアルゴリズムを使用しているため、遠隔の第三者によってユーザのパスワードを参照される - CVE-2020-14512


【対策】

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。


【ベンダ情報】

Secomea


【CWEによる脆弱性タイプ一覧 】 CWEとは?

  1. 境界条件の判定(CWE-193) [IPA評価]
  2. ハードコードされた認証情報の使用(CWE-798) [IPA評価]
  3. 強度が不十分なパスワードハッシュの使用(CWE-916) [IPA評価]
  4. NULL バイトまたは NULL キャラクタの不適切な無害化(CWE-158) [IPA評価]


 【共通脆弱性識別子(CVE)】 CVEとは?


  1. CVE-2020-14500
  2. CVE-2020-14508
  3. CVE-2020-14510
  4. CVE-2020-14512


出典:JVN iPedia

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