
Oracle MySQL の MySQL Server における InnoDB に関する脆弱性
【概要】
Oracle MySQL の MySQL Server には、InnoDB に関する処理に不備があるため、完全性、および可用性に影響のある脆弱性が存在します。
【CVSS による深刻度 (CVSS とは?)】
CVSS v3 による深刻度 CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値] 基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
・攻撃元区分: ネットワーク ・攻撃元区分: ネットワーク
・攻撃条件の複雑さ: 低 ・攻撃条件の複雑さ: 低
・攻撃に必要な特権レベル: 高 ・攻撃前の認証要否: 単一
・利用者の関与: 不要 ・機密性への影響(C): なし
・影響の想定範囲: 変更なし ・完全性への影響(I): 部分的
・機密性への影響(C): なし ・可用性への影響(A): 部分的
・完全性への影響(I): 低
・可用性への影響(A): 高
【影響を受けるシステム】
オラクル
・MySQL 5.7.29 およびそれ以前
・MySQL 8.0.19 およびそれ以前
【想定される影響】
リモートの管理者により、情報を改ざんされる、およびサービス運用妨害 (DoS) 攻撃が行われる可能性があります。
【対策】
ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
【ベンダ情報】
オラクル
・Oracle Critical Patch Update:Oracle Critical Patch Update Advisory - April 2020
・Oracle Critical Patch Update:Text Form of Oracle Critical Patch Update - April 2020 Risk Matrices
【CWEによる脆弱性タイプ一覧 CWEとは?】
1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
【共通脆弱性識別子(CVE) CVEとは?】
1. CVE-2020-2760
出典:JVN iPedia