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Technical Term

メールフォームにおいて任意の PHP コードが実行可能な脆弱性

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【概要】

携帯サイトnet が提供するメールフォームは、ウェブサイトにメールフォーム機能を提供する PHP スクリプトです。
メールフォームには、任意の PHP ファイルがアップロードでき、当該製品が設置されているサーバ上で任意の PHP コードが実行可能な脆弱性 (CWE-94) が存在します。

この案件は、2020年1月16日に開催された公表判定委員会による判定にて、平成29年経済産業省告示第19号および、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップガイドラインにおける、次のすべての条件を満たすことを確認したため、JVN で公表することが適当と判定されました。IPA は、その判定を踏まえ、脆弱性情報を公表すると判断しました。

1. 当該案件が調整不能であること
2. 脆弱性の存在が認められると判断できること
3. IPA が公表しない限り、当該脆弱性情報を知り得ない製品利用者がいるおそれがあること
4. 製品開発者や製品利用者の状況等を総合的に勘案して、公表が適当でないと判断する理由・事情がないこと

【CVSS による深刻度】 (CVSS とは?)

 CVSS v3 による深刻度
 基本値: 7.3 (重要) [IPA値]

 ・攻撃元区分: ネットワーク
 ・攻撃条件の複雑さ: 低
 ・攻撃に必要な特権レベル: 不要
 ・利用者の関与: 不要
 ・影響の想定範囲: 変更なし
 ・機密性への影響(C): 低
 ・完全性への影響(I): 低
 ・可用性への影響(A): 低

 CVSS v2 による深刻度
 基本値: 7.5 (危険) [IPA値]

 ・攻撃元区分: ネットワーク
 ・攻撃条件の複雑さ: 低
 ・攻撃前の認証要否: 不要
 ・機密性への影響(C): 部分的
 ・完全性への影響(I): 部分的
 ・可用性への影響(A): 部分的

【影響を受けるシステム】

 携帯サイトnet
   ・メールフォーム 1.04

 上記は、届出のあったソフトウエア製品名およびバージョンです。

【想定される影響】

 遠隔の第三者によって、当該製品が設置されているサーバ上で任意の PHP コードを実行される可能性があります。

【対策】

 [メールフォーム 1.04 の使用中止を検討してください]
 製品開発者と連絡が取れないため、本脆弱性の対策状況は不明です。

【CWEによる脆弱性タイプ一覧】

 1. コード・インジェクション(CWE-94) [IPA評価]

【共通脆弱性識別子(CVE) 】

 1. CVE-2020-5553

【参考情報】

 1. JVN : JVN#77634892


出典:JVN iPedia

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