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Technical Term

Citrix ADC および Citrix Gateway における任意のコード実行の脆弱性(CVE-2019-19781)について

ニュース



【概要】

Citrix ADC および Citrix Gateway は、ネットワークを構築するためのアプライアンス製品です。

この Citrix ADC および Citrix Gateway において、任意のコード実行の脆弱性が確認されています。

この脆弱性が悪用された場合、遠隔の第三者によって、任意のコードが実行され、結果としてデータが改ざんされたり流出したりする可能性があります。

2020年1月17日現在、製品開発者から修正済みのバージョンは提供されていません。

製品開発者が公表している手順に従い、設定変更による攻撃の暫定的な回避策を実施するか、または当該製品の一時的な使用停止を検討してください。

すでに悪用が確認されており、今後被害が拡大する可能性があるため、至急、対策を実施してください。

【影響を受けるシステム】

  • Citrix ADC および Citrix Gateway version 13.0
  • Citrix ADC および NetScaler Gateway version 12.1
  • Citrix ADC および NetScaler Gateway version 12.0
  • Citrix ADC および NetScaler Gateway version 11.1
  • Citrix NetScaler ADC および NetScaler Gateway version 10.5
  • Citrix SD-WAN WANOP software および appliance model 4000, 4100, 5000, 5100

※ 上記バージョン以外でも脆弱性の影響を受ける可能性があります。詳細はベンダに確認してください。

【対策】

2020年1月17日現在、製品開発者から修正済みのバージョンは提供されていません。

修正バージョンについては1月下旬に順次公開が予定されています。詳細は下記リンクよりご確認ください。

修正バージョンが公開されるまでの間は、下記の回避策をご検討ください。

1.脆弱性の暫定的な回避策

製品開発者が公表している手順に従い、設定変更による攻撃の暫定的な回避策を実施してください。詳細は下記リンクよりご確認ください。


製品開発者によると、Citrix ADC version 51.16、 51.19 および 50.31 より前の Citrix ADC リリース 12.1 ビルドでは、不具合により緩和策が適切に機能しないとのことです。そのため、影響を受けないビルドに更新した上で、緩和策を適用することをご検討ください。

2.製品の利用を一時的に停止する

修正バージョンが提供されるまでの間、対象製品の利用停止をご検討ください。

【参考情報】

  • 【セキュリティ ニュース】脆弱な「Citrix ADC」の探索行為が観測される - 高まる悪用リスク:Security NEXT
    http://www.security-next.com/111354別ウィンドウで開く

出典:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

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