COLLABORATION対談アーカイブ

COLLABORATION 01

元 日本アイ・ビー・エム株式会社
執行役員IBMセキュリティー事業本部長

纐纈 昌嗣 氏

MASATSUGU KOKETSU

株式会社ピーエスシー
代表取締役

鈴木 正之

MASAYUKI SUZUKI

Chapter 02

ITサービスの
コラボレーション

これからのIBMセキュリティー事業について

CLOUD×SECURITY

纐纈氏) IBMでは現在「セキュアド・ジャーニー・トゥ・クラウド」という考え方に主軸を置いています。これは、IBMの様々なお客様がクラウドへ 移行する際に、安全にクラウドを使って頂けることを目指したもので、このセキュリティビジネスに力を入れております。

鈴木) なるほど。今の纐纈さんのお話に「クラウドとセキュリティ」というキーワードが、一体として出てきました。昨今、様々なお客様がハイブリッドクラウドを考えていく中で、セキュリティはどうしよう、クラウドはどうしよう、ではなくクラウドとセキュリティが一緒の環境の中で解決されていく事が重要です。先ほどのお話にもあったように、DXの手段であるクラウドとセキュリティは同時に論じなければならない。

纐纈氏) そうですね。例えば、家を建てた時に玄関にも窓にも必ず鍵を付けると思います。玄関鍵と窓鍵は住宅にとって何れも重要で、別々に買ったりはしません。そういう重要なものは一体で考えていかないとならないと思います。

鈴木) 最近では流行り言葉のようにDX、DXと言いますが、単にデータ化することがDXではありません。データを社内のあらゆる観点で分析&利活用してこそDXです。例えば、基幹のインテリジェンスをもっと高めれば経営に活かせます。その為には、基幹情報をクラウドに上げてあらゆる観点で分析しなければなりません。そうすると、先ほど纐纈さんが仰ったように箱入り娘だった基幹データをクラウドに上げて、BIしなければならない。私のような経営者からすると、やはり会社の基幹情報は企業の生命線であり、クラウド化する時のセキュリティは最重要課題として捉えています。

(2019 総務省「サイバーセキュリティ政策の最新動向」を元に作図)

纐纈氏) そうですね。企業にとっては非常に重要な基幹情報ですが、今までは活用し切れていませんでした。そこでクラウドに上げることで経営層はもちろん、全社員が何処からでもアクセス出来るようになったわけです。しかし、世の中に完璧なものがないようにクラウドも万全ではありません。だからこそクラウドとセキュリティを同時に考えなければなりません

SERVICE×SERVICE

鈴木) IT全体として多様なサービスがある中で、セキュリティの技術やクラウドの技術はもちろん、様々なサービスが組み合わさって提供できなければならないと言う話になります。つまりこれから先、アレンジやサービスのコーディネートなど「IT サービスのコラボレーション」が特に重要になって来ると思います。

纐纈氏) はい、仰る通りだと思います。そう言う意味ではPSCさんもIBM同様に、様々なITサービスを展開する中の一つとしてセキュリティ事業があります。様々なサービスを有機的に組み合わせてお客様に提供できるのはPSCさんの強みではないでしょうか。お客様がパーツパーツを買って、自ら組み合わせるというのが今までのセキュリティの考え方だったと思います。我々の調査では平均75個のセキュリティツールを使っているという報告書もありました。75のセキュリティツールを自分たちで買って、自分たちで管理するのは大変な労力だと思います。やはり御社や私達のような会社が一気通貫でお客様の為にサービスを提供すると言うのが、理想的だと思います。

鈴木) 実は最近、当社のSecurity Operation Center(以下 SOC)と同じ建物内にハイブリッドクラウドセンターを作り、クラウドサービスをはじめ様々なITサービスをよりセキュアな状態で提供できるようにしました。SOCの直ぐ上の階にハイブリッドクラウドセンターを設けることで、より一体的なサービス提供ができると考えております。その効果でしょうか、お陰様で厳格な規準を設けた企業様からの問い合わせも度々頂いております。